大山亜由美

(おおやまあゆみ)
女子プロゴルファー。鹿児島県出身。

8歳からゴルフを始め、2010年の九州高等学校ゴルフ選手権女子新人戦にて優勝するなど、鹿児島市にある樟南高等学校に在学中から頭角を現す。2015年に4度目の挑戦となるプロテストを受け、見事に合格。2016年には、女子プロゴルファーとしては異例とされる大手芸能プロダクション「オスカープロモーション」との契約で、大きな話題を呼んだ。

通算でレギュラーツアー9試合、下部ステップアップツアー42試合(うち2回の2位を記録)に出場。2018年3月に、レギュラーツアー「Tポイントレディス」に出場したものの、その後、意識を失う。結果としてはこれが最後のツアー出場となってしまった。病院にて精密検査を受けたところ、完治の可能性が数%と言われるステージ4の癌を患っていることが判明。

以後、入退院を繰り返しながら抗癌剤と放射線による治療を続けるも、全身の骨に癌が転移。それでも、再起への意志を絶やすことはなかった。癌細胞の全摘出手術についても、競技復帰への道が絶たれる可能性を恐れ、拒否していたという。また、入院中も、病室に用具を持ち込み、トレーニングを行っていたが、その努力が報われることはなかった。

死因は、癌であった。25歳。病気については父親を含む一部の人間にしか知らせず、家族である兄ですら、癌であることを知ったのは亡くなる僅か2ヵ月前だったという。

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