田辺聖子

(たなべせいこ)
小説家・作家・随筆家。エッセイや歴史小説、恋愛小説などを中心に執筆。

受賞歴に芥川賞の他、大阪市民文芸賞・女流文学賞・吉川英治文学賞・泉鏡花文学賞・菊池寛賞・読売文学賞 評論伝記賞・朝日賞・蓮如賞など。また、紫綬褒章・文化勲章を受章している他、文化功労者・伊丹市名誉市民でもある。

著書のうち、長編小説に「甘い関係」「窓を開けますか?」「すべってころんで」「隼別王子の叛乱」「魚は水に女は家に」「姥ざかり」「愛してよろしいですか?」「夕ごはんたべた?」「恋にあっぷあっぷ」「九時まで待って」「鏡をみてはいけません」など多数。

また、エッセイには「女の目くじら」「女の長風呂」「ラーメン煮えたもご存じない」「イブのおくれ毛」「大阪弁ちゃらんぽらん」「苦味を少々 399のアフォリズム」「いっしょにお茶を」「カモカのおっちゃん興味しんしん」「川柳でんでん太鼓」「ほととぎすを待ちながら ー好きな本とのめぐりあいー」「楽天少女通ります 私の履歴書」「ひよこのひとりごと 残るたのしみ」「まいにち薔薇いろ 田辺聖子A to Z」「一生、女の子」など多数。

短編集には「感傷旅行(センチメンタル・ジャーニィ)」「貞女の日記」「浮舟寺」「ほとけの心は妻ごころ」「世間知らず」「人間ぎらい」「愛の風見鶏」「うたかた」「オムライスはお好き?」「ジョゼと虎と魚たち」「春情蛸の足」「私本・いそっぷ物語 – おせいさんのイソップ噺」「うつつを抜かして ーオトナの関係ー」「よかった、会えて ユーモア小説集」「週末の鬱金香(チューリップ)」「恋する罪びと」など多数。

古典の翻訳にも携わっており「舞え舞え蝸牛 新・落窪物語」「新源氏物語」「ときがたりデカメロン」「むかし・あけぼの 小説枕草子」「とりかえばや物語」など。

その他、古典随筆・紀行・作品集など、残した著作は枚挙に暇がない。

死因は、総胆管結石による胆管炎であった。91歳。

タイトルとURLをコピーしました