高見のっぽ

(たかみのっぽ)
俳優・作家。NHK教育テレビにて20年に渡って放送されていた幼児・子供向け番組「できるかな」に登場するノッポさんとしてあまりにも有名。以後、現在に至るまで「ノッポさん」の愛称で親しまれていた。

ノッポさんは、ジェスチャーのみで一切喋らないキャラクターとして、相棒のゴン太くんと共に、幼児・子供のみならず大人も含めた国民的な人気者だった。「できるかな」の最終回では、ノッポさんがアドリブで初めてテレビを観ている子供に「やあ!」と語り掛け、全国民に衝撃が走り、大きな話題となった。その際のセリフ「うわあ、しゃべっちゃった」は、後々までの語り草となっている。

絵本や児童文学作家としても活躍しており、多くの著書を残した。

上述の「できるかな」の他、「おかあさんといっしょ」「おんがく特急列車」「なにしてあそぼう」「平成教育委員会」「みんなのうた」「サラリーマンNEO」など、多くのテレビ番組に出演した。「ノッポさんのパソコンとあそぼう」「ノッポさんの工作塾」など、自身の名前が入った冠番組も複数あった。

また、俳優として「タンポポ」「あの空をおぼえてる」「青空に一番近い場所」などの映画にも出演。

著書に、「ノッポさんがしゃべった日」「ノッポさんのはじめての手話」「あいさつはなかまのしるし〜NHKみんなのうた「ハーイ!グラスホッパー」より」「ノッポさんのひとりごと」「うさぎどんきつねどん」「むぎわらとすみとまめ」「やまのえかきさん」「おおかみガロとあさがお」「ふしぎなコックさん」「あしかのコックさん」など多数。

久留島武彦文化賞・NHK放送文化賞などの受賞歴がある。日本児童文芸家協会より、児童文化功労者としても認定を受けている。

病院にて死去。死因は、心不全であった。88歳。本人の希望により、死去の事実は伏せられており、約8ヶ月が経過した本人の誕生日(5月10日)に公表された。

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