ジャニー喜多川

(じゃにーきたがわ)
実業家・芸能プロモーター・音楽プロデューサー。数々の人気タレントを擁する株式会社ジャニーズ事務所(現・株式会社SMILE-UP.(スマイルアップ))の創業者として有名。英語名「ジョン・ヒロム・キタガワ」、日本名「喜多川擴」(きたがわひろむ)。英語名にミドルネームがあるのは、アメリカ・ロサンゼルスでの出生時、日本とアメリカの二重国籍を保有していたため。

1962年に株式会社ジャニーズ事務所を創業、1965年より本格的に業務を開始。当時より、所属するタレント(未成年男子)に対する当人の猥褻行為は問題となっていたが、深く追求されることはなかった。

男性タレントを専門にマネジメントし、数々の少年を育ててトップアイドルとして開花させてきた。ジャニーズ事務所よりデビューしたタレントやグループは、フォーリーブス(のちに解散)、郷ひろみ(のちに大手芸能事務所である「バーニングプロダクション」に移籍)、少年隊、シブがき隊、たのきんトリオ、光GENJI、SMAP、TOKIO、V6、Kinki Kids、嵐、タッキー&翼、NEWS、関ジャニ∞、KAT-TUN、Hey!Say!JUMP、Kis-My-Ft2、A.B.C-Z、Sexy Zone、King&Prince、ジャニーズWESTなど、枚挙に暇がない。

受賞歴に、菊田一夫演劇賞(特別賞)、日本レコード大賞(特別音楽文化賞)があるが、いずれも性加害問題を受け、2023年10月に受賞が取り消されている。

死因は、くも膜下出血であった。87歳。解離性脳動脈瘤破裂に伴うくも膜下出血で倒れ、病院に緊急搬送され治療が続けられたが、約20日後に亡くなった。なお、没後に所属タレントに対する性加害問題が公となり、株式会社ジャニーズ事務所は「株式会社SMILE-UP.」(スマイルアップ)へと社名変更(2023年10月)。その上で、所属タレントのマネジメントを専門に行う新会社として「株式会社STARTO ENTERTAINMENT」(スタートエンターテイメント)が設立され、「株式会社ジャニーズ事務所」は性加害問題の被害者に対する補償が完了後、廃業する。

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