蟻田功

(ありたいさお)
医師。厚生省(現・厚生労働省)に入省後、スイス・ジュネーブのWHO(世界保健機関)にて世界天然痘根絶対策本部長を務め、流行地域におけるワクチン接種の計画を指揮するなど、天然痘の根絶に尽力した。

1980年には天然痘の撲滅が宣言され、感染症を根絶するという人類初の偉業を達成。

帰国後は、国立熊本病院(現・国立病院機構熊本医療センター)の院長や、国際保健医療交流センターの理事長などを歴任。発展途上国における医療水準の向上や、医療技術の協力に貢献した。

長年に渡る功績が称えられ、日本国際賞・熊本県民栄誉賞・熊日賞といった受賞歴がある。

高齢者施設にて死去。死因は、老衰であった。96歳。

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