生田正治

(いくたまさはる)
実業家・企業家。東京都港区虎ノ門に本社を構える大手海運会社「株式会社商船三井」元代表取締役社長。民営化される前の2007年まで郵政三事業(郵便・郵便貯金・簡易保険)を担っていた「日本郵政公社」の初代総裁を務めていたことでも知られている。旭日大綬章受章者。

1957年、慶應義塾大学を卒業後、三井船舶(現・商船三井)に入社。取締役部長などを経て、1994年に同社代表取締役社長に就任。その後、2000年に会長、2007年に相談役に就任した。

また、日本郵政公社発足に伴い、小泉純一郎内閣総理大臣(当時)の要請を受けて2003年4月に初代総裁に就任、2007年3月まで4年間に渡って同職を務めた。その間、民間手法によるコスト削減などに尽力し、日本郵政グループとして日本郵政株式会社・郵便局株式会社・郵便事業株式会社・株式会社かんぽ生命保険・株式会社ゆうちょ銀行に各事業が分割された郵政民営化(2007年10月)のための基礎を築いた。

その他、名古屋港埠頭株式会社社長、慶應義塾評議員、慶應義塾理事、経済同友会副代表幹事、観光庁有識者委員会である「観光庁アドバイザリー・ボード」委員などの要職を歴任した。

東京都内にある病院にて死去。死因は、老衰であった。88歳。

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