飯島泰蔵

(いいじまたいぞう)
情報工学者。東京都目黒区に本部を構える東京工業大学、および東京都八王子市に本部を構える東京工科大学の名誉教授。瑞宝中綬章受章者。

その他、北陸先端科学技術大学院大学・副学長、北陸先端科学技術大学院大学・情報科学センター長、視聴覚情報研究会・会長、通商産業省工業技術院電子技術総合研究所・飯島特別研究室長などの要職を歴任した。

1948年に東京工業大学を卒業後、逓信省電気試験所(後の電子技術総合研究所)に入所。世界で初めて、積分方程式理論を駆使し、アンテナ系の基本問題と言われる円形導波管からの電波放射問題に対する厳密解を求めることに成功した功績で知られる。

著書に、「応用電気数学」「電気数学」「級数の理論と応用」「電気電子工学大系」「電磁界の近代解析法」「パターン認識理論」「情報解析学」「理論電磁気学」「自然観測法の理論」「視覚情報の基礎理論」「ディジタル自然観測法」などがある。

受賞歴に、電子通信学会業績賞、電子情報通信学会功績賞・名誉賞、電気学会進歩賞、大川出版賞など。

死因などの詳細は明らかになっていない。98歳。

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