宗田理

(そうだおさむ)
作家・小説家。理不尽な大人に抵抗し、中学生の少年少女が反旗を翻すストーリーの小説「ぼくらの七日間戦争」などの作者として有名。同作品は、女優である宮沢りえの主演デビュー作として1988年に映画化されたことでも大きな注目を集めた。

1928年、東京府豊多摩郡(現在の東京都世田谷区)に生まれ、日本大学を卒業後、編集者やシナリオライターなどを経て作家に転身。1979年のデビュー作「未知海域」は直木賞候補にもなった。上述した「ぼくらの七日間戦争」のほか、「ぼくらシリーズ」は高校生編、青年編、教師編、第二次七日間戦争シリーズなど長きに渡って多くの作品が発表され、2023年には51作目として、震災を題材とした「ぼくらの東京革命」が刊行された。さらに2024年3月には、最新作として「ぼくらのイタリア(怪)戦争」が発表されている。なお、「ぼくらシリーズ」の累計発行部数は2,000万部を超えるという。

そのほかの作品には、「2年A組探偵局シリーズ」「悪ガキ7シリーズ」「泥棒シリーズ」「ゴッドマザーシリーズ」「ハイパー戦士団シリーズ」といったシリーズものを始め、「小説・日米自動車戦争」「教育のマン・マシンシステム」「船絵馬殺人事件」「少年みなごろし団」「プロジェクト910」「怪盗サンクスの冒険」「ガラスの靴」「大熱血!!落ちこぼれ探偵団」「快傑TVジャッカーズ」「北斗七星殺人伝説」「秘文字で書かれた殺人調書」「世は人情殺人の故郷」「おかしな訪問者」「株式会社∞無限大」「黒真珠を追え」「あたしのノラ猫日記」「雨林」「先生を改造する66の方法」「奇跡売ります」「誘拐ゲーム」「ぼくらは超いじめられっ子」「黒十字戦記」「ぼくのTV支配マニュアル」「消えた五百億円」「13歳の黙示録」「親らしいこと14条」「子育てママええじゃないか」「いじめられっ子ノラ」「東京キャッツタウン」「問題児は救世主!?」「ぼくが見た太平洋戦争」「サギ師バスターズ」「子どもたちの戦友」「2030年の旅(共著)」「いい病院への挑戦(共著)」などがある。

愛知県名古屋市内の病院にて死去。死因は、肺炎であった。95歳。

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