秋山信子

(あきやまのぶこ)
人形作家。重要無形文化財「衣裳人形」の保持者(人間国宝)に認定されていることで有名。日本古来の伝統的な衣裳人形を始め、アイヌ・中国・朝鮮半島・モンゴル・沖縄などの文化や風俗をテーマとした情緒豊かなオリジナルの様式を携えた作品が人々を魅了した。日本工芸会正会員。紫綬褒章・勲四等宝冠章受章者。

1928年、大阪府大阪市に生まれ、東大阪市にある樟蔭東高等学校を卒業後、人形作家である大林蘇乃に師事。伝統的な人形制作技法を学び、1960年に日本伝統工芸展に初入選したのを皮切りに、同工芸展を中心に活躍した。そのほかの受賞歴に、大阪府教育委員会賞など。

大阪府河内長野市にある自宅にて死去。死因は、老衰であった。96歳。

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