アン・バクスター

女優(アメリカ)。著名な建築家であるフランク・ロイド・ライトの孫。

アメリカ合衆国中西部にあるインディアナ州のミシガンシティに生まれ、ヘレン・ヘイズに憧れて女優を目指すようになる。セオドラ・アーヴィン演劇学校で演技を学び、13歳にしてブロードウェイの舞台にデビュー。1940年には映画「スワンプ・ウォーター」にて銀幕デビューも果たした。以後、数々の映画やテレビドラマ・テレビシリーズに出演。1947年には、サマセット・モームの同名小説を原作とし、エドマンド・グールディングが監督を務めた映画「剃刀の刃」にてアカデミー助演女優賞を受賞。名実ともにトップスターに仲間入りした。

出演した主な映画には、上述した「スワンプ・ウォーター」や「剃刀の刃」を始め、「偉大なるアンバーソン家の人々」「熱砂の秘密」「ロイヤル・スキャンダル」「北極星コルホーズ」「地獄から来た天使」「幸福の森」「帰郷」「彼女は二挺拳銃」「廃墟の群盗」「人生模様・最後の一葉」「イヴの総て」「カーニバルの女」「三人のあらくれ者」「十戒」「17年目の恋の季節」「生きていた男」「荒野を歩け」「シマロン」「間抜けなマフィア」「愚者の行進」「マンハッタンのジェイン・オースティン」「リトル・モー」などがある。

テレビ映画・テレビドラマ・テレビシリーズでは、「チャレンジャー」「太陽の流れ者」「悪の祭典」「マネー・チェンジャース/銀行王国」「エデンの東」「刑事コロンボ・偶像のレクイエム」などがある。

主な受賞歴に、アカデミー賞(助演女優賞)を始め、ゴールデングローブ賞(助演女優賞)など。

死因は、脳動脈瘤であった。62歳。

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