スティーブ・マックイーン

俳優(アメリカ)。「The King of Cool」(キング・オブ・クール)と呼ばれ、1960年代~1970年代にかけ、アクション俳優として名実ともにトップの座に君臨していた。女優であるニール・アダムス、およびアリ・マッグロー、バーバラ・ミンティの元夫。俳優であるチャド・マックイーン、および女優であるモリー・マックイーンの父。俳優であるスティーブン・R・マックイーンの祖父。

出演した主な映画には、「傷だらけの栄光」「マックイーンの絶対の危機」「ニューヨークの顔役」「荒野の七人」「戦う翼」「ガールハント」「突撃隊」「マンハッタン物語」「シンシナティ・キッド」「ハイウェイ」「砲艦サンパブロ」「ネバダ・スミス」「華麗なる週末」「華麗なる賭け」「栄光のライダー」「栄光のル・マン」「ゲッタウェイ」「パピヨン」「タワーリング・インフェルノ」「ハンター」「トム・ホーン」「民衆の敵」などがある。

出演したテレビドラマには、「トラックダウン」「拳銃街道」「Westinghouse Studio One」「ヒッチコック劇場」「拳銃無宿」など。

主な受賞歴に、1966年のアメリカ映画「砲艦サンパブロ」によるアカデミー賞(主演男優賞)を始め、ゴールデングローブ賞(ヘンエリッタ賞)、モスクワ国際映画祭主演男優賞などがある。そのほか、ノミネートは多数。

また、本田技研工業(ホンダ)のモトクロスバイク「ホンダ・エルシノア」のテレビCMにも出演していた。

死因は、癌であった。50歳。1970年代の後半より体調を崩し始め、1979年の末に胸膜中皮腫(有害物質であるアスベストに関連した癌)であることが判明。海兵隊所属時代、パイプからアスベストを除去する際に、大量に吸い込んだことが原因であると言われている。1980年に入ってからは癌が広範囲に転移し、末期癌に陥った。さまざまな治療を試したのち、多数の腫瘍を摘出するための手術を受けた12時間後に息を引き取ったという。医師からは手術に対して心臓がもたないとの警告を受けていたという話もある。

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