ステファン・グールド

歌手(アメリカ)。世界最高峰のテノール歌手として、国際的に高い評価を得ている。ドラマティック、かつ英雄的な歌声で聴く者を魅了する「ヘルデンテノール」を代表する1人。

ミュージカル「オペラ座の怪人」で注目を集め、2004年、ワーグナー上演の聖地と称されるドイツのバイロイト音楽祭にも出演を果たす。その他、ワーグナーのオペラである「トリスタンとイゾルデ」のトリスタン役などでも活躍した。ザクセン州立歌劇場・バイエルン州立歌劇場・ウィーン国立歌劇場・メトロポリタン歌劇場など、活躍の場は各地に及ぶ。日本にも度々来訪しており、新国立劇場における「ニーべルングの指環」全4部作の公演など、数多くの舞台で活躍した。

死因は、胆管癌であった。61歳。8月末に突然の引退を発表しており、その際に余命10ヶ月の宣告を受けていることを公表していた。世界的偉人の若き逝去に、世界中の関係者が、お悔やみのコメントを発表している。

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