堀田善衛

(ほったよしえ)
小説家・評論家。芥川龍之介賞(芥川賞)を始め、日本芸術院賞・毎日出版文化賞・朝日賞・ロータス賞・大佛次郎賞・和辻哲郎文化賞など、数々の賞を受賞している。

主な著作に、「広場の孤独」「歴史」「時間」「捜索」「鬼無鬼島」「乱世の文学者」「インドで考えたこと」「後進国の未来像」「上海にて」「河」「零から数えて」「香港にて」「海鳴りの底から」「スフィンクス」「キューバ紀行」「歴史と運命」「あるヴェトナム人」「方丈記私記」「19階日本横丁」「ゴヤ」「スペイン断章」「航西日誌」「スペインの沈黙」「オリーブの樹の蔭に」「路上の人」「聖者の行進」「誰も不思議に思わない」「ミシェル」「バルセローナにて」「めぐりあいし人びと」「未来からの挨拶」「空の空なればこそ」「故園風來抄」「ラ・ロシュフーコー公爵傳説」「別離と邂逅の詩」「堀田善衞上海日記」「私はもう中国を語らない」「発光妖精とモスラ」「ヨーロッパ・二つの窓」などがある(一部、共著・編著を含む)。

また、混声合唱曲である「岬の墓」(作曲は團伊玖磨)の作詞も担当している。なお、生前は、アニメーション監督として「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」「魔女の宅急便」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」など、数々のヒットアニメを世に送り出した宮崎駿を最も尊敬する作家として挙げていた。

体調を崩し、病院に入院中に亡くなった。死因は、脳梗塞であった。80歳。

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