白洲正子

(しらすまさこ)
随筆家(エッセイスト)。朝から晩まで、忙しく東奔西走するその姿から、よく走る神である韋駄天に例えられ、敬意をもって「韋駄天お正」などと称された。実業家・政治家である樺山愛輔の娘。実業家で、元貿易庁長官でもある白洲次郎の妻。著作家である牧山桂子の母。

受賞歴に、読売文学賞受賞など。東京都町田市の名誉市民でもある。

発表した主な作品に、「お能」「梅若実聞書」「私の藝術家訪問記」「韋駄天夫人」「能面」「巡礼の旅」「世阿弥」「古典の細道」「かくれ里」「ものを創る」「白洲正子が語る能の物語」「鶴川日記」「路」「花にもの思う春」「西行」「木」「夕顔」「風姿抄」「風花抄」「夢幻抄」「美しくなるにつれて若くなる」「舞終えて」「対座」「行雲抄」「ほとけさま」「ひたごころ」「美は匠にあり」「美の遍歴」「なんでもないもの」「かそけきもの」「白洲正子著作集」「骨董夜話」「おとこ友達との会話」「世阿弥を歩く」「比叡山回峰行」「花日記」「日本の伝統美を訪ねて」「魂の居場所を求めて」「お能の見方」「草づくし」「白洲正子のすべて」「白洲正子と楽しむ旅」「白洲正子のきもの」などがある。

また、他の著作家によって数々の評論がなされており、その作品には、「白洲正子を読む」「いまなぜ白洲正子なのか」「武相荘のひとりごと」「白洲次郎と白洲正子」「白洲家の日々」「かたじけなさに涙こぼるる」「ひたすら確かなものが見たい」などがある。

病院にて死去。死因は、肺炎であった。88歳。

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