木下惠介

(きのしたけいすけ)
映画監督・脚本家。なお、「惠」の旧字体を用いず、「木下恵介」の表記が使われることも多い。作曲家である木下忠司、及び脚本家である楠田芳子の兄。紫綬褒章・勲四等旭日小綬章受章者。文化功労者。

主な受賞歴に、ゴールデングローブ賞(外国語映画賞)、日本映画文化賞、ブルーリボン賞(作品賞・脚本賞)、毎日映画コンクール監督賞・脚本賞、エランドール賞(特別賞、死後に寄贈)などがある。また、静岡県浜松市の出身であることから、同市には生前の功績を称えた「木下惠介記念館」が設立されている(2001年~)。

主な監督作品には、デビュー作となった「花咲く港」の他、「生きてゐる孫六」「陸軍」「結婚」「わが恋せし乙女」「不死鳥」「女」「お嬢さん乾杯!」「破戒」「破れ太鼓」「善魔」「少年期」「海の花火」「婚約指環」「カルメン純情す」「女の園」「野菊の如き君なりき」「太陽とバラ」「風前の灯」「風花」「二十四の瞳」「春の夢」「惜春鳥」「笛吹川」「永遠の人」「死闘の伝説」「香華」「スリランカの愛と別れ」「この子を残して」「父よ母よ!」「父」などがある。

テレビドラマの脚本も数多く手掛けており、その作品は、「二人の星」「女と刀」「おやじ太鼓」「3人家族」「もがり笛」「あしたからの恋」「兄弟」「太陽の涙」「幸福相談」「たんとんとん」「わが子は他人」など多数。

さらに、その人物像や生き様、仕事ぶりや作品像などは、「木下恵介の映画」「木下恵介の世界」「異才の人 木下恵介」「木下恵介の遺言」「カルメンはどこに行く」「比較映画史研究」「木下惠介とその兄弟たち」など、数多くの書籍として残されている。

自宅にて死去。死因は、脳梗塞だった。86歳。

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