木戸修

(きどおさむ)
プロレスラー。女子プロゴルファーである木戸愛の父。「いぶし銀」のプロレスラーとして人気を博した。

1968年に、日本プロレス界のパイオニアとして著名な力道山が設立した日本プロレスに入門。樺太出身のプロレスラーであるユセフ・トルコの付き人などを経て、1971年には、アントニオ猪木や藤波辰巳らと共に新日本プロレスの旗揚げに参加した。世界的に有名なプロレスラーで、「神様」と称えられたカール・ゴッチに師事したことでも知られている。カール・ゴッチも当人を「My Son」(私の息子)と呼び、その実力を認めていた。

以後、前田日明らと共に第1次UWF(ユニバーサル・レスリング・フェデレーション)にも参加、格闘技ロード公式リーグ戦で1985年に優勝を果たすなどの活躍を見せた。

得意技は、「キド・クラッチ」と呼ばれるオリジナル・ホールドや、「キド蹴り」と呼ばれるトーキックのような蹴り技を始め、スイング式ネックブリーカー、脇固め、ドロップキック、エルボー・スマッシュ、ダイビング・ニー・ドロップなど、多数。

2001年、惜しまれながら現役を引退したものの、2005年に復帰。2010年代前半までは、さまざまなイベントなどに参戦していた。

また、新日本プロレスにてコーチも務め、中邑真輔などのトップレスラーを育て上げた。

受賞した栄誉やタイトルに、前田日明と共に獲得した新日本プロレス時代のIWGPタッグ王座(第2代)や、プロレス大賞(功労賞)などがある。

神奈川県横須賀市にある病院にて死去。死因は、癌であった。73歳。長きに渡って闘病生活を送っていたが、容体が急変、病院に緊急搬送されたものの、そのまま息を引き取ったという。

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