カール・ゴッチ

プロレスラー(ベルギー)。以前は「カール・クラウザー」のリングネームで活躍していた。公式プロフィールにおいては、ドイツ北部の港湾都市ハンブルク出身であるとされているが、正確にはベルギーのフランデレン地域アントウェルペン州のアントウェルペン(アントワープ)出身で、幼少時代にドイツ・ハンブルクへ移住している。数々の技を駆使するテクニックから、「プロレスの神様」と呼ばれて称えられた。

ヨーロッパやカナダで活躍後、日本に移住し、力道山が設立した日本プロレスではコーチも兼務。通称「ゴッチ教室」にて、アントニオ猪木山本小鉄らを指導した。

引退後は、アメリカ合衆国フロリダ州・ヒルズボロ郡のタンパに移り住み、藤原喜明、藤波辰巳、前田日明、木戸修ら多数の日本人プロレスラーを指導した。そのほか、外国人においても、指導したプロレスラーの数は計り知れない。

得意技は、ジャーマン・スープレックス(原爆固め)から、そのままフォールを狙うジャーマン・スープレックス・ホールドを始め、リバース・スープレックス、脇固め、ゴッチ式・パイルドライバー(脳天杭打ち)など。

獲得したタイトルに、WWWF世界タッグ王座、WWA世界タッグ王座、NWAイースタン・ステーツ・ヘビー級王座、IWA世界ヘビー級王座、AWA世界ヘビー級王座、世界ヘビー級王座などがある。

在住していたアメリカ合衆国フロリダ州・ヒルズボロ郡のタンパにて死去。死因は、大動脈瘤破裂であった。82歳。

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