京武久美

(きょうぶひさよし)
俳人。青森県青森市出身で、同郷である日本を代表する詩人・歌人・劇作家の寺山修司(青森県弘前市出身)と親しい文芸仲間であったことで知られている。日本における全国規模の俳句団体「現代俳句協会」会員。

青森県青森市立野脇中学校にて寺山修司と知り合い、ともに青森県立青森高等学校に進学。短歌や俳句に親しむ文芸部にて活動しながら親交を深めた。1954年には、全国高校生俳句コンクール(第1回開催)にて優勝。ちなみにこのときの準優勝は寺山修司だった。このような経緯もあり、寺山修司の作品には、京武本人の存在が多分に影響していると言われている。

高校卒業後は、国土交通省の地方支分部局である東北海運局の職員として働く傍ら、現代俳句協会名誉会長などの要職を務めた俳人である金子兜太主宰の俳誌「海程」などで活躍した。

著書に、初の句集である「二月四日」(2009年)など。

死因は、病気であったとされている。87歳。死去の事実は2024年1月下旬に明らかとなり、「2023年に亡くなっていた」という情報以外、死去日などの詳細については不明。当サイトでは便宜上、2023年の末日を死去日としている。

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