山田風太郎

(やまだふうたろう)
作家・小説家。推理小説を始め、現代小説・伝奇小説の分野において名高い、戦後を代表する小説家の1人。後世にも甚大な影響を与えた著名な小説家である江戸川乱歩から、香山滋・島田一男・大坪砂男・高木彬光と共に探偵小説界の「戦後派五人男」と称されるほどの評価を受けていた。

代表的な作品には、映画化・演劇家され、アニメやゲームにもなった伝奇小説「魔界転生」や、時代小説・娯楽小説として数多くの読者を集めた「忍法帖シリーズ」などがある。

主な受賞歴に、日本ミステリー文学大賞、探偵作家クラブ賞、菊池寛賞など。

上述した「魔界転生」や「忍法帖シリーズ」以外の作品には、「帰去来殺人事件」「夜よりほかに聴くものもなし」「青春探偵団」「誰にもできる殺人」「達磨峠の事件」「厨子家の悪霊」「達磨峠の事件」「虚像淫楽」「天使の復讐」「司祭館の殺人」「恋罪」「墓掘人」「下山総裁」「渡辺助教授毒殺事件」「棺の中の悦楽」「飛ばない風船」「女が車に乗せるとき」「太陽黒点」「知らない顔」「袈裟ぎり写真」「白い夜」「初恋の美少女」「怪談部屋」「二十世紀怪談」「江戸にいる私」「日本合衆国」「神曲崩壊」「女死刑囚」「祭壇」「エベレストの怪人」「とびらをあけるな」「誰も私を愛さない」「ハカリン」「男性滅亡」「露出狂奇譚」「わが愛しの妻よ」「天国荘奇譚」「男性週期律」「戦艦陸奥」「鳥の死なんとするや」「しゃべる男」「道化の方舟」「一刀斎と歩く」「みささぎ盗賊」「女人国伝奇」「山刄夜又」「幕末妖人伝」「山屋敷秘図」「南無殺生三万人」「伝馬町から今晩は」「秘抄金瓶梅」「妖異金瓶梅」「大野九郎兵衛の逆運」「蟲臣蔵」「盗作忠臣蔵」「明智太閤」「不知火軍記」「旅人国定龍次」「警視庁草紙」「明治波濤歌」「ラスプーチンが来た」「明治バベルの塔」「明治十手架」「巡査の初任給」「Edoは美しかったか」「妖人明石元二郎」「滑稽で懸命で怖ろしい時代」「室町少年倶楽部」「婆沙羅」「古墳怪盗團」「空を飛ぶ悪魔」「地雷火童子」「夜光珠の怪盗」「黄金明王のひみつ」「なぞの黒かげ」「笑う肉仮面」「魔人平家ガニ」「魔船の冒険」「なぞの占い師」「水葬館の魔術」「誰が犯人か」「戦中派不戦日記」「戦中派闇市日記」「山田風太郎育児日記」「死言状」「風眼抄」「風山房風呂焚き唄」「人間万事嘘ばっかり」「コレデオシマイ。」「風来酔夢談」「人は死んだらオシマイよ。」「人間風眼帖」「風の便り」などがある。これらは当人が残した作品のほんの一部であり、全てをここに掲載できるものではない。

病院にて死去。死因は、肺炎であった。奇しくも、師と仰ぐ江戸川乱歩の命日と同じ日に亡くなった。

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