山本和郎

(やまもとかずお)
心理学者。慶應義塾大学名誉教授。そのほか、内田クレペリン精神検査の販売などを事業とする株式会社日本・精神技術研究所が開設した日精研心理臨床学院の学院長を始め、日本コミュニティ心理学会初代会長、ハーバード大学医学部リサーチ・フェロー、国立精神衛生研究所研究員、大妻女子大学教授、慶應義塾大学教授・名誉教授などの要職を歴任した。

専門はコミュニティ心理学と呼ばれるジャンルで、その分野においては第一人者として知られている。著書(共著・編著を含む)に、「危機介入とコンサルテーション」「コミュニティ心理学」「心の専門家になる!臨床心理学のはなし」「コミュニティ心理学の実際」「鬱病・管理社会のゆううつ」「臨床心理学講座」「スクールカウンセラー」「臨床・コミュニティ心理学」「講座生活ストレスを考える」「臨床心理学的地域援助の展開」などがある。

翻訳を手掛けた書籍には、「コミュニティ心理学 – 理論と実践」(ジム・オーフォード)、「ソーシャルセラピー」(デレク・L・ミルン)、「人間コミュニケーションの語用論」(ジャネット・ベヴン・バヴェラス、ポール・ワツラヴィックほか)、「地域精神衛生の理論と実際」(Gerald Caplan)などがある。

死因は、肺炎であった。81歳。

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