エクトール・バベンコ

映画監督・脚本家・プロデューサー(ブラジル)。日本語では、「エクトル・バベンコ」「ヘクトール・バベンコ」「ヘクトル・バベンコ」などと表記されることもある。

監督を務めた代表的な映画には、アルゼンチンの作家・小説家であるマヌエル・プイグの同名小説を原作に、レナード・シュレイダーが脚本を手掛けたアメリカ・ブラジルの合作映画「蜘蛛女のキス」(1985年)や、ウィリアム・ケネディが脚本を手掛け、ジャック・ニコルソンやメリル・ストリープが出演したアメリカ映画「黄昏に燃えて」(1987年)などがある。

そのほかの監督作品には、「カランジル」「ピショット」「傷だらけの生涯」「失われた肌」など。また、新表現主義の画家で、映画監督でもあるジュリアン・シュナーベルが監督を務め、カニンガム・オキーフやラサロ・ゴメス・カリレスらが脚本を担当し、キューバ出身の詩人・作家・小説家であるレイナルド・アレナスの自伝を映像化した「夜になるまえに」(2000年製作、公開は2001年)では、ヒルヒリオ・ヒニェーラ役として出演も果たしている。

カンヌ国際映画祭パルム・ドール(最高賞)やアカデミー賞(監督賞)へのノミネート歴は複数回あり(いずれも受賞はならず)。

ブラジル南東部・サンパウロにある病院にて死去。心不全のため。70歳。

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