永原秀一

(ながはらひでいち)
脚本家。テレビドラマ「西部警察」の企画を手掛けるブローバック・プロや株式会社ラグスなどで社長も務めた。なお、名前の読みを「ながはらしゅういち」としている記事や文献もある。

日本大学を卒業後、東宝株式会社の文芸部研究生や、脚本家が組織する事業協同組合「日本シナリオ作家協会」の職員などを経て、宍戸錠が主役を演じ、野村孝が監督を務めた日活映画「拳銃は俺のパスポート」で脚本家デビューを果たす。以後、日活映画や東宝映画を中心にハードボイルド作品やアクション作品において数々の脚本を手掛ける。その路線は、「日活ニューアクション」「東宝ニューアクション」などと呼ばれる。

1970年代後半からは映画に加えてテレビドラマの脚本も多く手掛けるようになり、「大都会」シリーズや「西部警察」などの作品を残す。

主な映画作品に、上述した「拳銃は俺のパスポート」の他、「爆破3秒前」「弾痕」「狙撃」「斬り込み」「やくざ番外地」「野獣を消せ」「野良猫ロック(シリーズ)」「ヘアピン・サーカス」「流血の抗争」「白熱デッド・ヒート」「襲う!」「惑星大戦争」「乱れからくり」「ハイティーン・ブギ」「獣たちの熱い眠り」「ゴジラ」「よるべなき男の仕事・殺し」「激しい季節」「蘇える金狼」「現金狩り 最終出口」「ベレッタM92F凶弾」などがある。

また、主なテレビドラマ作品には、上述した「大都会」シリーズや「西部警察」の他、「太陽にほえろ!」「飛び出せ!青春」「おれは男だ!」「ワイルド7」「新宿警察」「傷だらけの天使」「大非常線」「大追跡」「誇りの報酬」「あぶない刑事」「燃える捜査網」「銭形平次」「ゴリラ・警視庁捜査第8班」「ベイシティ刑事」などがある。

死因は、心不全であった。61歳。

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