石川晶

(いしかわあきら)
ミュージシャン(ドラマー)。特に、ジャズ・ドラマーやスタジオ・ミュージシャンとして活躍。「カウント・バッファローズ」というバンドを率いていたことで有名。医学者で、熊本大学名誉教授や日本アレルギー学会理事長を務める石川哮の弟。フューチャーキッズ・プロジェクトの代表を務める石川和博の父。

ジャズ・サックス奏者である宮沢昭の「モダン・オールスターズ」など、ドラマーとしていくつかのバンドを経て、アフリカにて数々の打楽器を学ぶ。帰国後、程なくして大橋巨泉が司会を務めるフジテレビの音楽番組「ビートポップス」のレギュラーに採用され、その後スタジオ・ミュージシャンとしてテレビなどの劇伴(映像に合わせて背景に流される音楽)を担当した。

また、小学校1年生向けのNHK教育番組「ワンツー・どん」に出演、番組中に子供たちが楽しむ歌や踊りの伴奏を務め、「石川のおじさん」として人気を博すなど、次世代を担う後進の音楽教育にも尽力した。

1990年にはケニア共和国のナイロビに移住し、アフリカなどで飢餓に苦しむ子供たちを救済する「フューチャーキッズ・プロジェクト」を主宰する一方、東京都渋谷区の恵比寿に「ピガピガ」というアフリカ音楽と料理の店舗を経営していた。

参加したアルバムには、「GET UP!」「バック・トゥー・リズム」「ウガンダ」「アフリカン・ロック」「EMERGENCY」「フィリップ・マーロウ」「ドラミング・ビート」「R&B ドラム天国」「ドラム・クリスマスドラム」「ドラム八木節」「ドラム・運命ドラム」「JAM TRIP ルパン三世」「ワンツー・どんのなかまたち」「ワンツー・どん 地球はメリーゴーランド」「タモリ」「タモリ2」「エキセントリック・サウンド・オブ・スパイダーマン」「マーチ組曲 恐竜戦隊コセイドン」などがある。

移住したケニア・ナイロビにて死去。死因は、脳出血であった。67歳。

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