飯塚定雄

(いいづかさだお)
光学合成技師・光学作画師。デン・フィルム・エフェクト代表取締役社長。

「ゴジラ」などの映画で美術助手として携わった後、「ウルトラマン」などで有名な特撮映画監督の第一人者である円谷英二の勧めで、円谷プロにおいてウルトラマンの必殺技である「スペシウム光線」や敵怪獣の火炎といった合成を手掛けた。その後も多数の特撮ドラマや特撮映画などで活躍、光学作画の第一人者となった。

携わった映画に、上述の「ゴジラ」シリーズや「ウルトラマン」シリーズの他、「獣人雪男」「地球防衛軍」「雪国」「変身人間シリーズ」「孫悟空」「大怪獣バラン」「ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐」「モスラ」「世界大戦争」「天国と地獄」「妖星ゴラス」「マタンゴ」「青島要塞爆撃命令」「こんにちは赤ちゃん」「宇宙大怪獣ドゴラ」「フランケンシュタイン対地底怪獣」「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」「キングコングの逆襲」「宇宙大怪獣ギララ」「大巨獣ガッパ」「怪獣大奮戦 ダイゴロウ対ゴリアス」「緯度0大作戦」「石坂浩二の金田一耕助シリーズ」「太陽を盗んだ男」「仮面ライダーシリーズ」「ヒポクラテスたち」「だいじょうぶマイ・フレンド」「SF新世紀レンズマン」「みんなあげちゃう」「CHECKERS IN TAN TAN たぬき」「テラ戦士ΨBOY」「ビルマの竪琴」「チェッカーズSONG FOR U.S.A.」「あいつに恋して」「丹波哲郎の大霊界 死んだらどうなる」「ドグラ・マグラ」「ノストラダムス戦慄の啓示」「人造人間ハカイダー」「スーパー戦隊シリーズ」「モスラ2 海底の大決戦」「デビルマン」「宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」など多数。

また、テレビドラマでは、「快獣ブースカ」「緊急指令10-4・10-10」「ミラーマン」「ジャンボーグA」「スーパーロボット レッドバロン」「SFドラマ 猿の軍団」「スーパーロボット マッハバロン」「恐竜探険隊ボーンフリー」「恐竜戦隊コセイドン」「スーパー戦隊シリーズ」「噂の刑事トミーとマツ」「ぼくら野球探偵団」「秘密のデカちゃん」「メタルヒーローシリーズ」「超光戦士シャンゼリオン」「燃えろ!!ロボコン」「超星神シリーズ」「美少女戦士セーラームーン」「長髪大怪獣ゲハラ」「MM9-MONSTER MAGNITUDE-」など。

自伝として「光線を描き続けてきた男 飯塚定雄」が発表されている。

死因は、誤嚥性肺炎であった。88歳。

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