阿久悠

(あくゆう)
作詞家・作家・小説家・放送作家・詩人。作曲家である深田太郎の父。生涯で作詞した曲は5,000曲以上に上ると言われている。紫綬褒章受章者。

膨大な数を数える作品(作詞を手掛けた楽曲)のほんの一部として、「夏八景」(麻丘めぐみ)、「ワインカラーのときめき」(新井満)、「津軽海峡・冬景色」(石川さゆり)、「また逢う日まで」(尾崎紀世彦)、「No.1」(柏原芳恵)、「お願いだから」(ザ・カーナビーツ)、「青春挽歌」(かまやつひろし)、「風が吹けば」(狩人)、「おまえさん」(木の実ナナ)、「弱点みせたら駄目よ」(キャンディーズ)、「明日は今日より暖かい」(近藤正臣)、「君よ抱かれて熱くなれ」(西城秀樹)、「天使も夢みる」(桜田淳子)、「勝手にしやがれ」(沢田研二)、「UFO」(ピンクレディー)など。繰り返しになるが、これらはほんの一部であり、その全てをここに掲載することはとてもではないが叶わない。

主な受賞歴(本人、作詞などを手掛けた楽曲、執筆した小説などに対する賞)に、日本レコード大賞(大賞5回、作詞賞7回、特別賞、特別功労賞)、日本作詩大賞(8回)、菊池寛賞、横溝正史ミステリ大賞、島清恋愛文学賞、ギャラクシー賞(ラジオ部門優秀賞)など、多数。

著書(一部、共著を含む)に、「36歳・青年時にはざんげの値打ちもある」「ゴリラの首の懸賞金」「阿久悠の魚眼思考」「家族の神話」「未完青書・愛をみつけるために」「紅顔期」「なに?お巡りさんが…」「阿久悠自選詞集」「甲子園の詩」「くたばれテレビジョン」「人生は第二志望で成功する」「ちりめんじゃこの詩」「あッ識捻転」「喝采」「墨ぬり少年オペラ」「おかしなおかしな大誘拐」「ぼくといとこの甘い生活」「家族元年」「夢を食った男たち」「あこがれ」「ちょっとお先に」「恋文」「球心蔵」「詩小説」「愛すべき名歌たち」「もどりの春」「転がる石」「生きっぱなしの記」「犬猫太平記」「「企み」の仕事術」「華・君の唇に色あせぬ言葉を」「無冠の父」「昭和と歌謡曲と日本人」「言葉の達人たち」「この人生の並木路」などがある。

死因は、尿管癌であった。70歳。晩年は、2001年に腎臓癌を患ったのをきっかけとして、癌治療を受けながら活動を続けていた。

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