アイラ・レヴィン

作家・小説家・劇作家・作詞家(アメリカ)。「アイラ・レビン」と表記されることも多い。

フランスの巨匠、ロマン・ポランスキーが監督を務めた1968年のオカルトホラー映画「ローズマリーの赤ちゃん」や、ニューヨーク・マンハッタンの高層アパートを舞台に繰り広げられるミステリーを、シャロン・ストーン主演、フィリップ・ノイス監督で制作した1993年のアメリカ映画「硝子の塔」など、その著作の多くが映像化を果たしている。また、小説の他、戯曲なども手掛けた。

小説としての最初の作品は、長編ミステリーである「死の接吻」(1953年)。これも、ガード・オズワルド監督、ロバート・ワグナー主演で1956年に映画化されている上、1991年にはジェームズ・ディアデン監督、マット・ディロン主演でリメイクもされている。

主な小説作品には、上述した「ローズマリーの赤ちゃん」「硝子の塔」「死の接吻」を始め、「この完全なる時代」「ブラジルから来た少年」「ステップフォードの妻たち」「ローズマリーの息子」などがある。

戯曲では、「Critic’s Choice」「No Time For Sergeants」「Dr. Cook’s Garden」「Deathtrap」「Cantorial」「Footsteps」「Veronica’s Room」など。

その小説や戯曲を原作として映像化された作品には、上述したものの他に、「Critic’s Choice」(原作:Critic’s Choice)、「軍曹さんは暇がない」(原作:No Time For Sergeants)、「ステップフォード・ワイフ」(原作:ステップフォードの妻たち)、「デストラップ・死の罠」(原作:Deathtrap)、「殺しのターゲット」(原作:Footsteps)などがある。

主な受賞歴に、エドガー賞(戯曲部門、処女長編部門)、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞(巨匠賞)など。

自宅にて死去。死因は、心臓発作であった。78歳。

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