チャールトン・ヘストン

俳優(アメリカ)。女優であるリディア・クラークの夫。映画監督であるフレイザー・ヘストンの父。

俳優として、セシル・B・デミルが監督を務めたアメリカの歴史映画「十戒」(1956年)や、ウィリアム・ワイラーが監督を務めたアメリカの叙事詩的映画「ベン・ハー」(1959年)、フランクリン・J・シャフナーが監督を務めたアメリカのSF映画「猿の惑星」(1968年)などへの出演で有名。その他にも数々の映画やテレビシリーズに出演する傍ら、全米映画俳優組合(スクリーン・アクターズ・ギルド)代表、全米ライフル協会会長なども務めた。

上述した作品以外の出演映画には、「地上最大のショウ」「真紅の女」「ルビイ」「アロウヘッド」「インカ王国の秘宝」「黒い絨毯」「テキサスの白いバラ」「三人のあらくれ者」「大いなる西部」「黒い罠」「メリー・ディア号の難破」「エル・シド」「北京の55日」「ダイアモンド・ヘッド」「ダンディー少佐」「大将軍」「カーツーム」「華麗なる激情」「ウィル・ペニー」「ジュリアス・シーザー」「続・猿の惑星」「ハイジャック」「ソイレント・グリーン」「三銃士」「野性の叫び」「エアポート’75」「ミッドウェイ」「大地震」「王子と乞食」「パニック・イン・スタジアム」「ピラミッド」「ワイオミング」「原子力潜水艦浮上せず」「クライシス2050」「トゥームストーン」「ウェインズ・ワールド2」「マウス・オブ・マッドネス」「トゥルーライズ」「ハムレット」「アルマゲドン(ナレーション)」「ヘラクレス(ナレーション)」「アラスカ」「キャッツ&ドッグス」「ファイナル・レジェンド – 呪われたソロモン」「マイ・ファーザー」「ボウリング・フォー・コロンバイン」などがある。

また、1972年の ウィリアム・シェイクスピアの同名戯曲を映像化した歴史映画「アントニーとクレオパトラ」では、主演のほか、監督・脚本を手掛けている。

テレビシリーズ・テレビ映画では、「わが命つきるとも」「デビルズ・パイレーツ」「ナイロビ」「リトル・キッドナッパー」「ダイナスティー」「警察署長」「フレンズ」など。

主な受賞歴に、アカデミー賞(主演男優賞、ジーン・ハーショルト友愛賞)、ゴールデングローブ賞(セシル・B・デミル賞)、全米映画俳優組合賞(生涯功労賞)、ゴールデンラズベリー賞(最低助演男優賞)などがある。また、アメリカの映画団体である「アメリカン・フィルム・インスティチュート(AFI)」が選定する「アメリカ映画100年のヒーローと悪役ベスト100」 において、2004年に「十戒」でヒーロー部門の第43位にランクインしている。

アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス郡ビバリーヒルズにある自宅にて死去。死因は明確にされていないが、アルツハイマー病を患っていたという。84歳。2002年にアルツハイマーの症状があることを公表したあとも、闘病しながら俳優業を務めていた。また、離婚歴がないことでも知られており、20歳の時に結婚したリディア・クラークとは64年間連れ添い、死去の際もしっかりと夫人が看取ったという。

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