向井寛

(むかいかん)
映画監督・映画プロデューサー・脚本家・実業家。「向井寛城」(むかいひろき)や「伊能龍」(いのうりゅう)といった名義での活動もある。女優・歌手である内田高子の夫。プロゴルファーである向江寛尚の父。

満洲国・関東州にあった大連市に生まれ、第二次世界大戦の終戦と共に日本へ。九州大学に入学するも中退し、野村浩将や今井正らに師事して映画人としての道を歩み始める。監督デビューは、1964年の教育映画「二人の少年」であった。以後、数々の映画、特にポルノ映画の一種であるピンク映画においてその才能を発揮した。「ロマンポルノの女王」と呼ばれた白川和子を始め、数々の女優を育てたことでも知られている。

監督やプロデューサーを務めた映画作品には、上述した「二人の少年」を始め、「下落合焼とりムービー」「東京ディープスロート夫人」「ブルーフィルムの女」「禁じられたテクニック」「餌」「地熱」「肉」「蛇と女奴隷」「生贄の女たち」「おんな6丁目・蜜の味」「四畳半色の濡衣」「女仕置人ゼブラ」「スキャンダラス・ボディ」「夜光虫」「当選」「GOING WEST 西へ・・・」「Last Dance – 離婚式 -」「故郷」「同窓會(遺作)」などがある。

東京都内にある病院にて死去。死因は、肝不全であった。70歳。

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