モハメド・アリ

元プロボクサー(アメリカ)。元WBA・WBC世界ヘビー級統一チャンピオン。大統領自由勲章受章者(2005年、ジョージ・W・ブッシュ大統領(当時)より)。華麗な戦いで人々を熱狂させ、卓越した実績を持ち、数々の名勝負を演じてきたことで世界的に有名。類まれなる強さで、今なお語り継がれる伝説的人物である。なお、名前の表記は「ムハマド・アリ」「モハメッド・アリ」などさまざまである。

上述したWBA・WBC世界ヘビー級統一王者のほか、1960年のローマオリンピック・ボクシング競技におけるライトヘビー級金メダリストや、全米ゴールデングローブの1959年シカゴ大会および1960年ニューヨーク大会の金メダリストなど、数々のタイトルや栄誉を手にしており、「20世紀における最も偉大なスポーツ選手」「歴史上で最も偉大なアスリート」などと称されることも多い。また、テレビに出演すると世界中で高い視聴率・視聴件数を叩き出すことから、「世界で最も有名な人物」と呼ばれることもあった。

日本もたびたび訪問しており、プロレスラーだったアントニオ猪木と異種格闘技を行ったこともある。

死因は呼吸器疾患に伴う敗血症ショックとされている。74歳。1984年頃から長年に渡ってパーキンソン病を患い、闘病生活を送っていた。それでも社会に対する存在感は薄らぐことはなく、病床から「私は恵まれている。この病気は、神から与えられた試練である」「この病気は、私ではなく神がナンバーワンだということを思い出させるためである」などのメッセージを発信、人々の心を揺さぶった。

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