パトリック・マクグーハン

俳優・脚本家・テレビシリーズ監督・プロデューサー(アメリカ)。日本の記事やコンテンツでは、「パトリック・マッグーハン」「パトリック・J・マクグーハン」「パトリック・ジョーゼフ・マクグーハン」などと表記されることも多い。

アメリカ合衆国ニューヨーク州・ニューヨーク市のアストリア生まれだが、両親は共にアイルランド人である。イギリス・レスターシャー州ラトクリフ・オン・ザ・リーク村付近に存在するラトクリフ・カレッジ(Ratcliffe College)を卒業後、いくつかの劇団で役者や裏方マネージャーとして下積み生活を送りながら、着々とキャリアを積む。1950年代の半ば頃から徐々にテレビドラマや映画に出演するようになり、じわじわとお茶の間の人気を獲得。ほどなくして、特にテレビ俳優として大きな存在感を占めるようになった。

出演した主なテレビシリーズやテレビ映画には、「秘密諜報員ジョン・ドレイク」「秘密指令」「刑事コロンボ」「プリズナーNo.6」「ジェシカおばさんの事件簿」「ハイパー・ウェポン – 最終狙撃者」「鉄仮面」「新・刑事コロンボ」「ザ・シンプソンズ」などがある。なお、「刑事コロンボ」や「新・刑事コロンボ」では、出演する傍らで、いくつかのエピソードにおいて監督・脚本・製作総指揮などを務めている。

また、出演した主な映画には、「暁の出撃」「嵐の中の青春」「まぼろし密輸団」「トマシーナの三つの生命」「北極の基地・潜航大作戦」「クイン・メリー」「大陸横断超特急」「ミスター・ノーボディ2」「ブラス・ターゲット」「スキャナーズ」「アルカトラズからの脱出」「ザ・ファントム」「ブレイブハート」「評決のとき」「トレジャー・プラネット」などがある。

主な受賞歴に、エミー賞(最優秀助演男優賞、最優秀ゲスト俳優賞)など。

アメリカ合衆国・カリフォルニア州ロサンゼルス郡西部のサンタモニカにある病院にて死去。死因は病気とされているが、病名などの詳しい情報は明らかになっていない。80歳。晩年は俳優活動を引退し、家族と共にゆったりとした暮らしを送っていたという。

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