菊竹清訓

(きくたけきよのり)
建築家。一級建築士。

福岡県久留米市に生まれ、1948年に朝日新聞社の後援の下に開催された「広島平和記念カトリック聖堂コンペ」にて3位となるなど、早稲田大学在学中より頭角を現した。1959年には、黒川紀章ら都市計画家や若手建築家と共に、人口増加や社会変化に応じて有機的に成長する建築や都市を提案する「メタボリズム」を結成。以後、数々の作品を手掛け、2000年にはユーゴスラヴィア・ビエンナーレによって「今世紀を創った世界建築家100人」に選出されるなど、世界的な建築家となった。

主な作品に、「石橋文化センター」「旧島根県立博物館」「スカイハウス」「出雲大社庁の舎」「パシフィックホテル茅ヶ崎」「エキスポタワー」「井上靖文学館」「アクアポリス」「田部美術館」「熊本県伝統工芸館」「ラブアン平和公園」「弘前市社会福祉センター」「銀座テアトルビル」「川崎市市民ミュージアム」「早稲田大学戸山キャンパス図書館」「大分県マリンカルチャーセンター」「江戸東京博物館」「北九州メディアドーム」「吉野ヶ里歴史公園センター」「昭和館」「九州国立博物館」など、枚挙に暇がない。

死因は、心不全であった。83歳。

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