北公次

(きたこうじ)
歌手・俳優・タレント。初期のジャニーズ事務所を代表する人気アイドルグループ「フォーリーブス」のリーダーを務めていた。昭和から平成にかけてのジャニーズ・タレントとしてはお馴染みだったステージ上でのバック転を、最初に披露したアイドル歌手と言われている。

ジャニーズ事務所に対しての暴露・糾弾・批判を最初に行った書籍として有名な「光GENJIへ」の著者としても知られている。同書はシリーズ化され、ベストセラーになっている。

出演した主なテレビドラマには、「おれは男だ!」「ぼくは叔父さん」「刑事くん」「ボクは恋人」「近眼ママ恋のかけひき」「人間の証明」「暁に斬る!」「悪夢・恋人たちの25時」「危機一髪の女」「電話魔」「わが子よ、眠れ!」などがある。

また、出演した映画には、「青春大統領」「悪魔の手毬唄」「ピノキオ√964」「フライング飛翔」「竜二」などがある。

「フォーリーブス」によるもの以外のソロ作品(楽曲)として、「アイドルの叫び」「生と死のあいま」「フリー・ミー」「悲しい青春をあなたに」「ただひたすら」「安全カミソリ」「君のために」などがある。

その他、「遺産のぬくもり」「沢竜二の花道」「眠らない」「傷だらけの天使」「夜の沼」「家賃のいらない家」といった舞台やミュージカルなどでも活躍した。

著書に、上述した「光GENJIへ」(シリーズ)の他、「256ページの絶叫」などがある。

死因は、肝臓癌であった。63歳。妻によって、肝臓癌の発症と病状が公表され、治療費の募集が呼び掛けられてから、僅か2週間程度が経過したのちの訃報となってしまった。

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