キャリー・スノッドグレス

女優(アメリカ)。アメリカ合衆国・イリノイ州出身。数々の映画やテレビドラマで印象的な役柄を演じている。

ノーザン・イリノイ大学中退後、シカゴにある「グッドマン・シアター・スクール」で演技を学び、いくつかの舞台出演を経てテレビドラマに出演するようになる。銀幕デビューはジャック・スマイトが監督した「走れウサギ」(Rabbit, Run)と言われているが、実はその前にピーター・フォンダとデニス・ホッパーが出演した1969年の映画「イージー・ライダー」にクレジットなしで出演している。

1970年には、主婦役として出演した「わが愛は消え去りて」においてアカデミー賞(主演女優賞)にノミネートされるも、惜しくも受賞を逃す。しかしながら、ゴールデングローブ賞では、ミュージカル・コメディー部門において、見事に主演女優賞及び新人賞を同時受賞した。

カナダ出身のフォーク・ロックシンガーであるニール・ヤングと結婚はしていないものの同棲生活を6年間続け、一児をもうけている。また、1972年に発売されたニール・ヤングの4作目となるアルバム「ハーヴェスト」(Harvest)に収録されている楽曲「A Man Needs a Maid」(男は女が必要)は、キャリー・スノッドグレスに影響を受けて創作したものとされている。

出演した主な映画には、上述した「走れウサギ」や「イージー・ライダー」、「わが愛は消え去りて」を始め、「フューリー」「ハロウィーン・夜の罠」「ホームワーク」「ペイルライダー」「必殺マグナム」「傷だらけのランナー」「シンジケート」「ブルーベリー・ヒル」「エイト・セカンズ」「ブルースカイ」「ヴァンパイア・ハンター」「エド・ゲイン」「ワイルドシングス」などがある。

また、出演したテレビドラマ・テレビシリーズには、「弁護士ジャッド」「バージニアン」「デス・クリフ」「妖精コマネチ・炎の青春」「淋しい夜」「ヴァージニアの告白」「生きる証し」「アイアン・エンジェルズ」「ザ・ホワイトハウス4」「ER緊急救命室」「X-ファイル」「などがある。

病院にて死去。死因などの詳しいことは明らかになっていない。58歳。

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