喜多條忠

(きたじょうまこと)
作詞家・小説家。喜多条忠の表記で活躍していた時期もある。JASRAC(一般社団法人日本音楽著作権協会)理事・日本作詩家協会会長などを歴任。

一世を風靡したフォークグループ「かぐや姫」が歌った「神田川」を作詞したことで有名。同曲で作曲を担当した南こうせつの依頼で、学生時代の経験を基に書いたとされる。

受賞歴に、日本作詩大賞など。

作詞を担当した楽曲に、上述の「神田川」の他、「ハロー・グッドバイ」(アクネス・チャン)、「夫婦人情」(石川さゆり)、「橋場の渡し」「蟬時雨」(五木ひろし)、「悲しみのほとり」(岩崎宏美)、「ロンリー・バースデイ」(柏原芳恵)、「白馬山麓」(狩人)、「暑中お見舞い申し上げます」「やさしい悪魔」(キャンディーズ)、「肱川あらし」(伍代夏子)、「みだれ髪」(小柳ルミ子)、「ロンリー・ウルフ」(沢田研二)、「言問橋」(清水由貴子)、「酔月夜」「豆桜」(城之内早苗)、「いつか街で会ったなら」(中村雅俊)、「風の駅」(野口五郎)、「アテンション・プリーズ」(能瀬慶子)、「旅立つ想い」「今日は雨」(南こうせつ)、「エリカの花咲く頃に」(都はるみ)、「雪よおまえは」(森進一)、「男酔い」(吉幾三)など、多数。

小説家としての著書には、「会うたびに忘れないでといってた君がサヨナラといった」「女房逃ゲレバ猫マデモ」「神田川」など。

自宅にて死去。死因は、肺癌であった。74歳。

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