まどみちお

詩人・作詞家。「まど・みちお」と、苗字と名前の間に中点「・」を入れて表記されることが多い。代表作に「やぎさんゆうびん」「ぞうさん」「ふしぎなポケット」などがあり、詩集の出版のほか、童謡や合唱曲の分野における作詞を数多く手掛け、「存在の詩人」とも評された。

主な詩集には、「まめつぶうた」「てんぷらぴりぴり」「しゃっくりうた」「それから・・・」「メロンのじかん」「ぞうのミミカキ」「まど・みちお詩集」「ぼくがここに」「ネコとひなたぼっこ」「うふふ詩集」「逃げの一手」「そのへんを」「のぼりくだりの・・・」「つけもののおもし」「まど・みちお全詩集」「まど・みちお人生処方詩集」などがある。

童謡や合唱曲では、上述した「やぎさんゆうびん」「ぞうさん」「ふしぎなポケット」を始め、「一年生になったら」「ドロップスのうた」「ジャングルジムのうた」「あわてんぼうの歌」「わからんちゃん」「チョウチョウ」「ガガンボ」「こんなにたしかに」「やどかりさん」「いちばんぼし」「コスモスのうた」「みんなみんな」「うたをうたうとき」「かいがらさん」「地球の子ども」などがある。

そのほか、「いわずにおれない」「すべての時間を花束にして」などの随筆(エッセイ)や、丸山幼稚園、中央区立勝どき保育園、川崎市立南菅小学校、調布市立第八中学校、長野市立篠ノ井西中学校といった幼稚園・保育園・小学校・中学校の校歌なども幅広く手掛けた。

主な受賞歴に、日本児童文学者協会賞、厚生省児童福祉文化奨励賞、神奈川県川崎市文化賞、山口県徳山市民文化栄誉賞、日本芸術院賞、国際アンデルセン賞(作家賞)、路傍の石文学賞(特別賞)、朝日賞、巖谷小波文芸賞、小学館文学賞、野間児童文芸賞、丸山豊記念現代詩賞、サンケイ児童出版文化賞など、多数。

東京都稲城市にある病院にて死去。死因は、老衰であった。104歳。

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