リチア・アルバネーゼ

歌手(イタリア)。「蝶々夫人」などを歌ったことで有名なソプラノ歌手として、1970年代ごろまで第一線に君臨していた。アメリカ国民芸術勲章(1995年)を、当時の大統領であるビル・クリントンより授与されている。

イタリア共和国・南部の都市であるバーリに生まれ、1934年にミラノにあるリリコ劇場においてジャコモ・プッチーニ作曲のオペラ「蝶々夫人」で歌手デビューを果たす。以後、アメリカ合衆国・ニューヨークにあるメトロポリタン歌劇場や、サンフランシスコにあるサンフランシスコ歌劇場などにも活躍の場を広げ、多くの人々を魅了した。なお、ニューヨークでは、イタリア出身の指揮者で、その分野では20世紀を代表する人物とも言われているアルトゥーロ・トスカニーニとも共演を果たしている。

出演したオペラには、上述した「蝶々夫人」を始め、「カルメン」「ファルスタッフ」「ファウスト」「ラ・ボエーム」「ドン・ジョヴァンニ」「フィガロの結婚」「オテロ」「ホフマン物語」「ウェルテル」「トスカ」「椿姫」「三人の王の愛」「アドリアーナ・ルクヴルール」などがある。

自宅にて死去。死因などの詳細は不明。105歳。

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