(いりえかおる)
作曲家。宝塚歌劇団名誉理事。
1920年生まれ。武蔵野音楽大学を卒業。1950年に宝塚歌劇団へ入社して以来、宝塚歌劇団専属の作曲家として数々の作品を発表し、その名を馳せた。作曲を始め、編曲や指揮も手掛けた楽曲の数は、270以上に上ると言われている。「入江メロディー」の異名を取るほどの甘い雰囲気と上品な風合いを持つ旋律は大きな人気を博し、代表作には「雨の街角」(1952年、ジャワの踊り子)、「恋の小唄」(1964年、シャングリラ)、「故里は縁なり」(1977年、風と共に去りぬ)などがある。1974年に宝塚歌劇団理事を務め、1997年に名誉理事に就任。2014年には、「宝塚歌劇の殿堂」の100人の1人に選ばれている。
入江薫 死因
死因は、老衰であった。96歳。