桑田昭三

(くわたしょうぞう)
教育評論家・教育者・元教員。学力偏差値の生みの親として有名。

1928年、長野県下伊那郡(現在の長野県飯田市)生まれ。戦時中の兵役などを経て、中学校にて教員を務めていた際の1957年、生徒への進路指導や合格判定における合理化のために学力偏差値を考案。当時は、自らの生徒に対し自分の偏差値を口外しないよう指導していたものの、「受験指導の際に画期的な方法を用いている教員がいる」との噂が広まり、結果的に偏差値の存在が世に知られるようになった。教員を退職後は、「教育科学研究所」の主宰者を務めるなどしながら臨床教育の研究に努め、教育評論家として活動を続けた。当人が考案した学力偏差値はその後、テストの点数や全体順位と並び、成績や合格可能性を表すための重要な指標となった。

代表的な著書に、「偏差値の秘密」「偏差値60がわかれ道 – 成績向上の決めては何か?」「よみがえれ、偏差値 – いまこそ必要な入試の知恵」など。

死因は、非閉塞性腸管虚血であった。87歳。

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