伊藤幹治

(いとうみきはる)
人類学者・民俗学者。国立民族学博物館名誉教授。柳田国男(柳田國男とも表記)の研究で知られている。瑞宝小綬章受章者。

1930年、東京都に生まれ、國學院大學大学院を修了。高等学校教諭、國學院大学日本文化研究所研究員、ハーヴァード大学燕京研究所客員研究員、国文学研究資料館教授などを経て、1975年には、「稲作儀礼の研究」にて國學院大學より文学博士の学位を取得した。そのほかにも、成城大学教授などの要職を歴任。

代表的な著書(共著・編著を含む)に、「柳田国男と梅棹忠夫」「柳田国男 – 学問と視点」「沖縄の宗教人類学」「贈与交換の人類学」「宗教と社会構造」「宴と日本文化」「贈答の日本文化」「日本民俗文化大系」「宴」「講座日本の古代信仰」「柳田國男の世界」「シンポジウム」「文化人類学的アプローチ」などがある。

主な受賞歴に、南方熊楠の没後50周年の記念事業として発足した南方熊楠賞(2008年)を始め、渋沢敬三賞などがある。

死因は、心不全であった。86歳。

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