式場壮吉

(しきばそうきち)
自動車評論家・実業家・元レーシングドライバー。歌手である欧陽菲菲の夫。モータースポーツ草創期に活躍した伝説的なレーシングドライバーとして有名。

千葉県市川市に生まれ、成城大学を卒業後、出版社への勤務などを経て、大手自動車会社であるトヨタ自動車株式会社とワークスドライバー契約を締結。1963年に鈴鹿で開催された第1回日本グランプリに出場した。続く第2回大会ではクラウンを駆り、ライバルである日産自動車勢と互角に渡り合いながら3位入賞を果たす。以後、数々のレースに出場、輝かしい成績を残した。

1965年に現役レーサーを引退。その後は、自動車アクセサリーブランド「レーシングメイト」(Racing Mate)を立ち上げるなど、業界に関わりながら現役選手の育成に貢献。一方で、「カーマガジン」といった自動車雑誌編集にも関わるなど、多彩な活動を展開した。さらには、市川市国府台にある式場病院の理事長であった父親を継ぎ、専務理事や理事長として同院の経営にも関わった。

乗り継いできた愛車を一部紹介すると、ポルシェ356、ポルシェ904、ACコブラ、ランボルギーニカウンタック、ランボルギーニミウラ、フェラーリF40、ロールスロイスコーニッシュ、ベントレーアルナージ、ブガッティEB110、ベントレーコンチネンタルGTC、フェラーリF12ベルリネッタなど、いずれも名立たる豪華なもの。

東京都内にある病院にて死去。死因は、肝不全であった。77歳。

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