（しょうふくていしょうへい）
落語家・お笑いタレント。数々のモノマネや秀逸な話術、テレビのバラエティ番組への出演などで、お茶の間の人気者となった。テレビアニメ「魔法使いサリー」の登場人物である「よし子ちゃん」のモノマネは特に有名。近畿を中心に活動する落語家の公益法人「上方落語協会」会員。黄色に近いべっ甲色のフレームを持つ眼鏡がトレードマークだった。
モノマネのレパートリーは数多く、上述した「よし子ちゃん」のほか、「アントン・ウィッキー」「畑正憲」「高倉健」「柳生博」「周富徳」「意地悪ばあさん」「キダ・タロー」「大川慶次郎」などが挙げられるが、これらはほんの一部に過ぎない。
出演したテレビ番組は「ものまね王座決定戦」「夕やけニャンニャン」「鶴ちゃんのプッツン5」「クイズ!年の差なんて」「ダウンタウンDX」「ためしてガッテン」「ザ!世界仰天ニュース」「噂の!東京マガジン」「突然ガバチョ！」「おでかけ小町組」「MOGITATE！バナナ大使」「山田邦子のしあわせにしてよ」「大阪ほんわかテレビ」「おサイフいっぱいクイズ！QQQのQ」「チャンネル☆ロック！」「あん！」「すっぽんの女たち」「志村だヨ！」など、多数。
また、「はいからさんが通る」「鞍馬天狗」「ほんとにあった怖い話」「女ねずみ小僧」「カムカムエヴリバディ」「サイコメトラーEIJI」など、テレビドラマへの出演も数多い。
多数のラジオ番組にも出演し、リスナーの人気を博した。主な番組には、「夜はこれから」「ゴールデンラジオ！」「真夜中ギンギラ大放送」「気ままにクラシック」「MBSヤングタウン」「笑瓶の聞いて満腹」などがある。
死因は、急性大動脈解離であった。66歳。自宅で倒れ、病院に救急搬送されたあと、急性大動脈解離の診断を受け治療を続けていたが、関係者の願い叶わず亡くなってしまったという。2015年から2016年にかけても、急性大動脈解離によって病院に緊急搬送された経験があるが、その際は、ほどなくして仕事に復帰し、元気な姿を見せていた。
