ジャン・マリア・ヴォロンテ

俳優。イタリアを代表する俳優の1人。「ジャン・マリア・ボロンテ」とも発音・表記される。映画デビューは1960年だが、出世作となったのはセルジオ・レオーネが監督を務めたマカロニ・ウェスタン(イタリアの西部劇)「荒野の用心棒」である(「ジョニー・ウェルズ」名義で、悪役ラモン・ロホを演じた)。

「荒野の用心棒」以外の出演映画には、「鞄を持った女」「夕陽のガンマン」「悪い奴ほど手が白い」「血斗のジャンゴ」「山いぬ」「ミラノの銀行強盗」「仁義」「東風」「殺人捜査」「黒い砂漠」「死刑台のメロディ」「エボリ」「コーザ・ノストラ」「首相暗殺」「黒の過程」「宣告」「予告された殺人の記録」などがある。

受賞歴に、ヴェネチア国際映画祭特別金獅子賞、カンヌ国際映画祭男優賞、ヨーロッパ映画賞審査員特別賞、ベルリン国際映画祭男優賞などがある。

イタリア・フランス・ギリシャの合作映画で、テオ・アンゲロプロスが監督を務めた作品「ユリシーズの瞳」の撮影中、心筋梗塞を発症して帰らぬ人となった。61歳。

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