正野寛治

(しょうのかんじ)
実業家。東京都千代田区に本社を構える大手総合化学メーカー、三菱化学株式会社(現・三菱ケミカル)元代表取締役社長。その他、同社代表取締役会長・公益社団法人化学工学会会長・日本プラスチック工業連盟会長・石油化学工業協会会長などを務めた。福岡県北九州市出身。

東京工業大学を卒業後、三菱化成工業に入社、黒崎工場製造四部長・取締役工場長・常務取締役本部長・常務取締役カンパニープレジデント・専務取締役カンパニープレジデントなどを経て、1999年に代表取締役社長に就任。リストラ(事業の再構築)と技術力による収益力強化を掲げ、総資産利益率(ROA)を重視した生産性改善を図る経営を進めた。

上述した要職以外にも、三菱化学の子会社で、かつて東京都町田市に存在した三菱化学生命科学研究所代表取締役や、ダイヤ高齢社会研究財団の理事長などを歴任した。

東京都内にある病院にて死去。死因は、心不全であった。87歳。

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