堀内完

(ほりうちかん)
元バレエダンサー・舞踊家・振付家。同じくバレエダンサーで、アメリカのセントルイス・バレエ芸術監督である堀内元の父。

1945年、貝谷八百子や伊藤道朗に師事し、バレエを始める。舞台芸術学院を卒業後、「貝谷バレエ団」に参加。以後、「ロメオ&ジュリエット」「くるみ割り人形」「白鳥の湖」「シンデレラ」「三角帽子」「バラの精」など、数々の定番演目に出演し、着々とキャリアを積む。1955年には、舞踊新人賞を受賞。

また、「安藤三子・堀内完ユニークダンスグループ」「堀内完ユニークバレエ団」「小劇場ユニークバレエシアター(現在のバレエスタジオHORIUCHI)」などの創設によりバレエ人材の育成と業界の振興に寄与。数々の公演を行うなど、幅広い活動に従事した。「小劇場ユニークバレエシアター」では、バレエや舞踏のほか、演劇の公演も開催するなど、バレエに限らず多くのアーティストを輩出した。そのほか、母校である舞台芸術学院の理事なども務めた。

主な受賞歴に、上述した舞踏新人賞を始め、橘秋子賞、松山樹子グローバル賞、バレエ文化功労賞など。

死因は、老衰であった。85歳。

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