志村けん

(しむらけん)
コメディアン・お笑いタレント。「ザ・ドリフターズ」メンバー。「東村山音頭」「ヒゲダンス」「変なおじさん」など、様々なギャグやパフォーマンスで有名。東京都の多摩地域北部にある東村山市の名誉市民でもある。初期の頃は、「志村健」「志村ケン」(ともに読みは同じ)といった表記で活動していた。また、番組の構成などを手掛ける作家(構成作家)として活動する際には、本名である「志村康徳」(しむらやすのり)を名乗ることもあった。

「8時だョ!全員集合」「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」「志村けんのだいじょうぶだぁ」「志村けんのバカ殿様」「天才!志村どうぶつ園」を始め、数多くのテレビ出演で幅広い層から人気を集めた、日本を代表する芸能人の一人。

高校の卒業間際に、ザ・ドリフターズのリーダーであったいかりや長介の自宅へ押し掛け、弟子入りを志願。まずは同グループのボーヤ(付き人)として採用された話は有名である。その後、加藤茶の付き人や、お笑いコンビ「マックボンボン」での活動などを経て、見習いメンバーとして再びザ・ドリフターズに加入。1974年、荒井注の脱退により、24歳のときに晴れて正式メンバーとなった。以後、メンバー随一の人気者となり、一躍スターダムにのし上がる。ただしそれでも、若いが故にメンバー内での給与は最も低かったと言われている。

出演したテレビ番組には、上述したもののほか、「志村けんの失礼しまぁーす!」「ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー」「KATO&KENテレビバスターズ」「志村けんはいかがでしょう」「けんちゃんのオーマイゴッド」「志村X」「志村塾」「志村流」「志村屋です。」「志村だヨ!」「志村でナイト」「志村の夜」「志村の時間」「人気者でいこう!」「さんまのまんま」「快傑えみちゃんねる」「ダウンタウンDX」「笑っていいとも!」「いつみても波瀾万丈」「ダウンタウンなう」「あいつ今何してる?(結果的に当番組が最後の出演となった)」などがある。

映画では、「ドリフターズですよ!特訓特訓また特訓」「ロラックスおじさんの秘密の種」「鉄道員(ぽっぽや)」「キネマの神様」など。

著書に、「変なおじさん」「変なおじさんリターンズ」「志村流・遊び術」「金・ビジネス・人生成功の哲学」「これでカラダだいじょうぶだぁ~!」「当たり前のことが出来れば、仕事も人生も絶対に成功する」など。

国立国際医療研究センター病院にて死去。死因は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に伴う肺炎であった。70歳。日本の新型コロナ禍における比較的早い段階での超人気芸能人の訃報は、ファンならずとも多くの人間に計り知れないショックを与え、その恐ろしさを世に知らしめた。

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