岡井隆

(おかいたかし)
歌人・詩人・文芸評論家。日本藝術院会員であり、未来短歌会発行人でもある。また、文化功労者であり、従四位叙位・紫綬褒章・旭日中綬章受章者でもある。

17歳より作歌を始め、短歌結社誌である「アララギ」に参加、以後歌人として活躍。門下には、加藤治郎・岡崎裕美子・大辻隆弘・中沢直人・池田はるみ・小嵐九八郎・山田富士郎・高島裕・江田浩司など多数。

愛知県芸術文化選奨文化賞・現代短歌大賞・詩歌文学館賞・毎日芸術賞・読売文学賞詩歌俳句賞・藤村記念歴程賞・斎藤茂吉短歌文学賞・小野市詩歌文学賞・迢空賞・高見順賞など多数の受賞歴あり。

著書に「斉唱」「海への手紙 歌論集」「戦後アララギ」「韻律とモチーフ」「遥かなる斎藤茂吉 私流「茂吉の読み方」」「時の峡間に 現代短歌の現在 岡井隆評論集」「ロマネスクの詩人たち 萩原朔太郎から村上一郎まで」「古代詩遠望 続・前衛短歌の問題」「茂吉の万葉 現代詩歌への架橋」「人麿からの手紙 茂吉の読み方」「文語詩人宮沢賢治」「岡井隆コレクション」「前衛歌人と呼ばれるまで 一歌人の回想」「茂吉と現代 リアリズムの超克」「大洪水の前の晴天」「ウランと白鳥」「ヴォツェック/海と陸 声と記憶のためのエスキス」「短歌-この騒がしき詩型 「第二芸術論」への最終駁論」「岡井隆の現代詩入門 短歌の読み方、詩の読み方」「瞬間を永遠とするこころざし」「角川短歌ライブラリー岡井隆の短歌塾 入門編」「今から読む斎藤茂吉」「暮れてゆくバッハ」「銀色の馬の鬣」「鉄の蜜蜂」「天使の羅衣(ネグリジェ)」「集成・昭和の短歌」「俳句・深層のコスモロジー」「斎藤茂吉-その迷宮に遊ぶ」「短歌と日本人 第7巻 短歌の創造性と象徴性」「新・百人一首 近現代短歌ベスト100」など多数。

自宅にて死去。死因は、心不全であった。92歳。

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