澄川喜一

(すみかわきいち)
彫刻家。東京のランドマークとして634mの高さを誇る、墨田区の「東京スカイツリー」をデザイン監修したことで有名。文化勲章・紺綬褒章・紫綬褒章受章者。文化功労者。日本芸術院会員。東京芸術大学名誉教授・國學院大學顧問も務める。

その他、東京芸術大学美術学部教授・同大学学長を始め、新制作協会委員長や横浜市芸術文化振興財団理事長などを歴任してきた。

「東京スカイツリー」の他に手掛けた彫刻や建造物として、東京駅八重洲口の「グランルーフ」、東京湾アクアラインのモニュメント、横浜市横浜公園の「リチャード・ブラントン胸像」などがある。また、木を素材とした抽象彫刻のシリーズ「そりのあるかたち」の制作でも知られている。

受賞歴に、新制作展新作家賞・平櫛田中賞・中原悌二郎賞優秀賞・現代日本彫刻展宇部市野外彫刻美術館賞・栃木県小山彫刻展大賞・倉吉市緑の彫刻賞・日本芸術院賞・恩賜賞など多数。

死因詳細不明。91歳。死去の事実は学長や名誉教授を務めた東京芸術大学により、2ヶ月以上が経過してから公式ホームページで発表された。

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