谷村新司

(たにむらしんじ)
歌手・ミュージシャン・シンガーソングライター・作曲家・作詞家。矢沢透・堀内孝雄と結成し、一世を風靡したフォークグループ「アリス」のリーダー(兼ヴォーカル&ギター担当)としても知られている。同じく歌手・シンガーソングライターである谷村詩織の父。他の多くのアーティストがリスペクトの対象として名前を挙げる、日本を代表する大御所ミュージシャンの1人。

発表曲に、「陽はまた昇る」「昴-すばる-」「青年の樹」「22歳」「小さな肩に雨が降る」「12番街のキャロル」「Far away」「三都物語」「メシアふたたび」「心の駅」「愛に帰りたい」「ハーヴェスト」「夢人〜ユメジン〜」「風の暦」「十三夜」「今ありて」「はじまりの物語」「嗚呼/Keep On!」などがある。

「いい日旅立ち」(山口百恵)や「サライ」(加山雄三)など、他のアーティストへも多数のヒット曲を提供した。

「アリス」としての代表曲には、「チャンピオン」「さらば青春の時」「冬の稲妻」「遠くで汽笛を聞きながら」「涙の誓い」「ジョニーの子守唄」「今はもうだれも」「狂った果実」「秋止符」「BURAI」「エスピオナージ」「それぞれの秋」「紫陽花」などがある。

1984年には、女優である小川知子とのデュエット曲「忘れていいの – 愛の幕切れ -」が大ヒットし、歌唱中、小川知子の胸元に手を入れるという大胆な演出も話題となった。

NHKの年末恒例イベント「紅白歌合戦」には、過去16回の出場歴を誇る(うち、「アリス」としての出場は3度)。

その他、「谷村新司のテレビ裸の王様」「ぶらり途中下車の旅」「谷村新司のショータイム」「地球劇場〜100年後の君に聴かせたい歌〜」「マガ不思議」といったバラエティ番組・歌番組などで司会としてのレギュラー出演やゲスト出演を数多くこなし、お茶の間の人気を博した。

また、上海音楽学院常任教授・東京音楽大客員教授などの要職も歴任した。

死因は病気とのことで、急性腸炎(感染性腸炎)であると思われるが、詳しいことは明確にされていない。74歳。3月には、急性腸炎のため手術を受け、治療に専念していることが報告されていた。毎年、日本テレビ系列の24時間テレビ「愛は地球を救う」では、フィナーレに登場し「サライ」を歌っていたが、それも今年は欠席していた。死去の事実は、スタッフによる公式SNS、及び所属事務所である株式会社ダオの公式サイトにて発表されたもの。

タイトルとURLをコピーしました