YASS

(やす)
ミュージシャン・ヴォーカリスト・シンガーソングライター。ロックバンド「LORAN」のヴォーカル担当として知られている。

1965年、広島県広島市に生まれ、地元の広島経済大学を卒業後、1990年に「LORAN」を結成。同年にファンハウスよりメジャーデビューを果たした。同バンドは、優れたヴォーカルテクニックと並外れた演奏力で一気にロックシーンのスターダムにのし上がり、年間200本以上のライブツアーをこなすなど、その地位を確立した。しかしながら1995年6月に活動を休止、以後、当人は財津和夫氏のツアーにてギターやコーラスを担当するサポートメンバーとして活躍。さらにソロとしてもストリートライブ(路上ライブ)を行い、「ストーリーとのカリスマ」と称えられるほど各ミュージックシーンより話題を集めた。

ソロとして発表したシングル曲には、「路上の詩」「ワンダーマンに告ぐ」「ビー玉くらいの倖せ」「愛を歌おう」「夢に見た丘へ」「Happy X’mas Day」などがある。

アルバムでは、「YASS」「きみのうた」など。

LORANとしての発表シングルには、「相棒」「LADY JANE」「愛が生まれ変わる朝に」「明日が輝く場所へ」「希望のドア」「20時のベル」「夕暮れの二人」「相棒 〜 25年目の約束 〜」「悪魔のG7」「WOMAN POWER」「愚か者のブルース」などがある。アルバムでは、「BODY BLOW」「あふれる想いを」「憧れの彼方」「PASSAGE」「THE LORAN」「やまない風」など。

死因は、膵臓癌であった。58歳。死去の事実は、葬儀などが近親者のみで執り行われたあと、亡くなってから4日後にLORANの公式サイト、および当人の公式SNSにて発表された。2月に膵臓癌を患っていることが判明して以来、懸命な治療が続けられていたが、復帰が叶うことはなかった。最期は家族に見守られながら息を引き取ったという。

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