ポール・ギャリコ

作家・小説家(アメリカ)。ロナルド・ニーム監督の代表作として知られ、ジーン・ハックマンやアーネスト・ボーグナインの出演で世界的なヒット作となった1972年のパニック映画「ポセイドン・アドベンチャー」の原作者として有名。そのほか、いくつもの作品が映画の原作として使用され、そのどれもがヒットしている。

アメリカ合衆国・ニューヨーク生まれ。同地に本部を置くコロンビア大学を卒業後、スポーツライターやコラムニストなどを経て、1930年代後半ごろから小説を書き始める。1941年には、アメリカまたはカナダで出版された優れた短編小説に贈られるオー・ヘンリー賞を獲得するなど、成功を収めた。

主な作品に、上述した「ポセイドン・アドベンチャー」を始め、「スノーグース」「ジェニイ」「トンデモネズミ大活躍」「幽霊が多すぎる」「雪のひとひら」「ハイラム氏の大冒険」「7つの人形の恋物語」「猫語の教科書」「ハリスおばさん(シリーズ)」「モルモットからきたてがみ」「さすらいのジェニー」「ほんものの魔法使」「マチルダ」「海底の怒り」「トマシーナ」「ズー・ギャング」「銀色の白鳥たち」「ザ・ロンリー」「ゴールデン・ピープル」「恐怖の審問」「われらが英雄スクラッフィ」「セシルの魔法の友だち」「シャボン玉ピストル大騒動」など。

原作として映像化された映画には、上述した「ポセイドン・アドベンチャー」のほか、その続編である「ポセイドン・アドベンチャー2」や、2006年の新作「ポセイドン」、さらには、「結婚の贈物」「僕はツイてる」「リリー」「トマシーナの三つの生命」「マチルダ」「ミセス・ハリス、パリへ行く」などがある。

テレビドラマでは、「生きている墓石」「ハイラム君乾杯!」「トンデモネズミ大活躍」「小さな奇跡」「激突!!燃える大彗星」など。

死因などの詳細は明確になっていない。78歳。

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